浦島「お疲れー。ごめんね、遅れちゃって。『三太郎会』、久しぶりだよね」
桃「…あのさ、来て早々悪いんだけど、話があるんだよね」
浦「なになに？サルがどっか逃げた（笑）？」
金「オレ達、付き合い長いじゃん？でもさ、桃とオレ、ちょっと違和感あるんだよね」
桃「なんかさ、名前的なノリで 『ニッポン三太郎会』とか言ってっけどさ、ぶっちゃけ浦ちゃんだけちょっと違うってゆうかさ」
金「桃ちゃんとか鬼と死闘してるじゃん？オレも大人になってからだけど酒呑童子とか倒してるし。なんつーか元祖“柱”的な？鬼からヒトビトを守るー的っつーの？」
桃「でも浦ちゃんだけさなんてゆーか子どもたちから亀を救ったってゆーかさ逆に今なら通報案件的な？」
金「気ぃ悪くしないでね？冷静に考えたらたまたま浦島タロウ的な名前でさ、おーおれも太郎！なんてこの会やってるけどさ」
桃「ごめんね急に。でもさ浦ちゃんどっちかってーと“やらかし枠”的な？」
桃「そそ。どっちかってーと“浦島じいさん”って感じの、“やらかし爺さん”枠かなーなんて」
金「だからさ、今度からごめんだけど“やらかし爺さん会”に行ってくんないかな？“花咲か爺さん”と“こぶとり爺さん”には話つけてあるからさ」
浦「な…っ！！そんな！ オレが抜けたら『ニッポン三太郎』は…！」
桃「大丈夫。新メンバーもう募集しててさ“メン募”のチラシみて何人か来てるんだよね」
金「どうぞー入って」
「生まれはいいが育ちは悪い。麻生太郎です」
「デュワっ！！ウルトラマンタロウです」
桃、金「じゃこれからオーディションだから。じゃーねー浦ちゃん」
完
