今日のネタ帳

悪ふざけの話中心です。笑っていただければ幸いです。

米津玄師『パプリカ』を聞く。

だんだんと上がっていく朝の湿度と温度。
夏休みが始まる期待感。
早朝に家をこっそりと抜け出して近所の友達と落ち合うワクワク。
日差しの中くねくねと曲がる秘密の小道をゆくドキドキ。
セミの声、蚊取り線香の匂い、遠くで鳴る花火。
時間を忘れて遊んでいるうちに訪れる夕暮れ。
どんどん濃くなる夏の夕闇と不安感。
終戦記念日とお盆が与える死の気配。
父親が観ている甲子園中継から試合終了のサイレンが聞こえて、また誰かの夢が終わったことを告げた。

米津玄師『パプリカ』は、そんな子どもの頃の夏を全て詰め込んだ名曲だ。
子どもの頃の夏の喜びと美しさ、切なさを歌った曲としては、井上陽水『少年時代』に匹敵する。
この時代に米津玄師という才能と生きられるのは、日本に生まれた者としてこの上ない幸運と言えよう。
願わくばこれからも無数の名曲を紡いで欲しい。

それにしても、『lemon』、『パプリカ』と立て続けに名曲を世に送り出す米津玄師。最終的に出来上がるのは『フォー』ではないかと誰かがツイッターで言っていた。次の名曲の名は、『ヌクマム』。

 

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