ほんとうのほんとうのほんとうの本気だろうか。
2020年東京オリンピックのことである。
さんざん言い尽くされているけれど、本当に7月・8月の東京でオリンピックをやる気なのか。
ただたたずんでいるだけで暑く、予想最高気温は40℃すら越えるという。湿度は高く、風は無い。
人類の至宝ともいえる珠玉のアスリートたちを招いて、最悪級のコンディションで試合をやらせる。世界最高記録なんて出るわけもなく、命がけで競技をこなすことになる。
なんでもスタジアムには冷房装置もないんだそうで、気違い沙汰としかいいようがない。
世界中から来る観光客のなかには弾丸ツアーで疲労度マックスの者もいるだろう。
若いうちは貧しく、海外旅行ができるほどの金銭的余裕ができるのは高齢になってからという国は多い。やっと日本まで来た高齢の観光客がばたばたと倒れるとしたら、「オモテナシ」も「日本SUGEEE」もあったものではない。
一方で、無数の関係者たちはすでにスケジュールをおさえているだろうし、選手たちもコンディションの調整に関し2020年7-8月に照準を定めているだろう。つまり、日程変更は現実的ではない。
ではどうするか。
今こそ蛮勇をふるって開催地を変更とするのである。
時限立法で、北海道の一部を東京都にしてしまう。
ネーミングを考えているヒマはないから、適当に「第三東京市」とか言っとけば一部で喜ぶ人もいるだろう。
一時的に東京都となった北海道を舞台に、突貫工事でオリンピックスタジアムなどを整備していく。
もともとサッカーは札幌ドームでやる予定なわけだし、多少競技が増えてもなんとかなるだろう。
マラソンコースだって札幌マラソンのコースをそのまま使えばいいし、薄目で見ればさっぽろテレビ塔も東京タワーに見えるだろう。ヴァーチャル・リアリティー技術で選手のゴーグルに東京の光景でも流しておけばいいし、各国のテレビ放映の際は東京の光景と選手の姿を合成すればなんとかなる。
何度でもいうが7-8月の東京・関東地方はスポーツをやるような気候じゃない。それに比べ札幌・北海道は気候よしアクセスよし食べ物・飲み物も世界レベルで最高にうまい。7-8月の札幌はほんとに最高だ。
もしあとから国際オリンピック委員会IOCがああだこうだと文句言ってきたとしても「いや〜EDOとEZOを間違えちゃいました。HAHAHA」とか言っときゃ関係者一同、みんな喜ぶんじゃないだろうか。