今日のネタ帳

悪ふざけの話中心です。笑っていただければ幸いです。

女子力・男子力

女子力とはいったい何なのだろう。

のっぴきならない事情で、最近キラキラ女子文化を研究している。

キラキラ女子と言えば女子力、女子力と言えばキラキラ女子。

キラキラ女子の書いた文章のなかでよく出てくるのが女子力という単語だ。

 

ちょこっと検索してみると、「女子力」という言葉は2009年の新語・流行語大賞にノミネートされているとのこと。そうすると「女子力」という言葉が世に出てから約10年がたつことになる。

10年にもわたって、定義もイメージもあいまいな言葉をみなで使っていることになるわけで、日本らしいといえば日本らしい。

 

キラキラ女子文化研究家としては、そんな嫌味やボヤキを言っているだけではいけない。

どのような文脈で女子力という言葉が使われているかを真摯に研究していかねばならないのだ。

 

どのような場合に女子力が高まるのか。

収集した文献によれば、オシャレなカフェでお茶したりすると女子力は高まるらしい。

また、最新のファッションを着こなしたりすると女子力は高まるらしい。

ハイセンスな街、表参道や原宿などでウインドウショッピングしたりすると女子力が高まるらしい。

どちらかというと外向きの活動のときに女子力が高まるのかという仮説を持ちながら、さらに文献研究を進めていくとまた別の資料にぶちあたることになる。

 

つまり、料理を自分でよくすると女子力は高まるらしい。

自分の部屋の整理整頓を常に行い、きれいにしていても女子力は高まるらしい。

スマートフォンをキラキラのストーンでデコレーションすると女子力は高まるらしい。

上記のごとき外向きの活動だけではなく、内向きの活動でも女子力は高まるらしいのだ。

 

キラキラ女子文化研究家のぼくは、ここで女子力の研究に行き詰まりを感じ、研究方法の変更を余儀なくされた。

「女子力」というあいまい模糊とした概念の輪郭をはっきりさせるためには、対立概念を明確にすればよいのではないか。

「女子力」の対立概念とはすなわち、「男子力」ということになる。

 

ではどのようにしたら「男子力」が高まるだろうか。

敬愛すべき先輩からは、「ゴールドジム併設のプロテインバーでプロテイン飲んで、最新のトレーニングギアをウインドウショッピングすれば男子力は高まる」というアドバイスをいただいた。

独自のフィールドワークの結果、吉野家で特盛食べたりすると男子力が高まることがわかった。

また、秋葉原でウインドウショッピングしても男子力は高まる。

コンビニでセクシー雑誌を立ち読みしたり、セクシー動画をたくさんダウンロードしても男子力は高まるようである。

 

ますますわけがわからなくなったが、男子力を高める方法を追求する気が急速に萎えていったことは間違いない。