今日のネタ帳

悪ふざけの話中心です。笑っていただければ幸いです。

『おひとりさま』こそホテル暮らしすべき本当の理由。

「なあなあ、ワシ考えたんやけど」
「なに?」
「家のことでな、よう賃貸が得か持ち家が得か、ゆう議論あるやんか」
「あるな。結局、人による、ゆうて結論が出んやつや」
「あれでな、つらつら思うにワシらアラフォー、ゆうてももうアラフィフや、そんなワシらにとって一番は『ホテル暮らし』が正解なんやないかと発見しましてん」
「どゆこと?」
「キミもワシも、たぶん一生働くやろ」
「まあそういう時代やな」
「そしたら、荷物なんかはどかーっと職場のロッカーに入れてやな、ビジネスホテル暮らしすんねん」
「ほんで」
「ビジネスホテル一泊6000なんぼかいな、ひと月18万くらいや」
「結構するやん」
「そのかわり駅前一等地やで。モーニングセットもつくし」
「それでも高いわ」
「駅前一等地のコンシェルジュ付きのマンションの家賃なんぼする?毎日部屋も掃除してくれんで。それに賃貸で払う更新料いらん。持ち家にかかるローンの利子や税金もいらん、電気代や水道代もコミコミやし、ややこしいご近所づきあいやマンションの役員もやらんでええやで」
「なんや結構ええ気がしてきたわ」
「飯は外食でええし、カップ麺も喰える」
「せやな。そう考えると欠点ないな、ホテル暮らし。あーでもあれや、風呂入りたくなるんちゃう?」
「そんなんたまにスーパー銭湯行けばええやん」
「いやーでも、たまには一人でゆっくり内風呂入りたくなるんちゃう?」
「そうか…。風呂かー風呂はなー。ヨドカワナガハルさんなんかもホテル暮らしやったはずやけど、内風呂が無くて当たり前の世代の人やしなー」
「でもまあええかもな、ホテル暮らし。
ほらな、ヨノナカ一寸先は闇や。ワシらもいつ『おひとりさま』になるやもしれん。そんな『おひとりさま』が家で死んでもうたら『孤独死』なんてなんやら悲愴感ただようやんか」
「ホテルで一人死んどっても同じやんか」
「いやいやそこは全然ちゃうで。ニュースで『タカハシさんが都内のホテルで亡くなっているのが発見されました。詳しいことはわかっておりません』なんて言われたら、それ聞いた知り合いはどう思う?なんも言わんでも勝手に『都内のホテルで死亡やて?なんやあのおっさんヤラシイことでもしてたんちゃうん』って思ってくれるで。

孤独死』なんてレッテル貼られて、勝手にかわいそがられたりせんで済むんや!やっぱホテル暮らし、やったほうがええで!」

そんな話を友人としながら過ごす、平成最後の春。

 

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