今日のネタ帳

悪ふざけの話中心です。笑っていただければ幸いです。

科学的視点から見たクールビズ

ネットのニュースによれば今日2018年7月23日熊谷市で観測史上初の気温41度オーバーを記録したという。

ひたすらの猛暑、クールビズまっさかりということで、ネクタイ姿のビジネスマンはすっかり減った。

夏場にネクタイを省略するスタイル、いわゆるクールビズは検索したところによると2005年から本格化した。

男性ならよく知っているように、ネクタイを緩めて襟元に風が入ると一気に体感温度がさがる。

男性の一員として、クールビズが導入されて本当によかったと思う。

 

ただ、このネクタイをゆるめると楽になるという現象、科学的にみると誠に興味深い。

どの程度のゆるめかたなら何度くらい体感温度が下がるかなどのまじめな研究も存在する。

 

一方で、世の中には変わった人がいるもので、ネクタイを締める力と体温の相関関係を研究した人もいる。
フランス・リヨンのクラバート伯爵らのグループだ。

クラバート伯爵らの研究によると、ネクタイの結び目にかけられる力が上昇するにつれて体温も実際に上昇する。結び目にかかる力が強くなればなるほど体温も比例して上がっていくとの観測結果は、我々の日常生活上の感覚と一致する。

しかし興味深いことにネクタイにかかる力がある一点を越えると一気に体温は下がるという。さらに興味深いのは、その一点を越えたあとにネクタイにかかる力を減少させても再度の体温上昇は得られなかったということである。

クラバート伯爵らはこの実験の再現性を確認するために、およそ数百人の男性で実験を繰り返しているが、力加減がある一点を越えたあとに体温が急低下し、その後、体温が回復した者は一人もいなかったという。


このときのネクタイの結び目にかかる力量をクラバート特異点と呼び、服飾関係の教科書には必ず掲載されているのだが、もちろん嘘なのは言うまでもない。
決してマネしないでください、死んじゃいますから。

 

ちなみに、おでこに締めた場合の特異点はクラバート第二特異点という。クラバート第二特異点の場合、おでこに締めたネクタイにかかる力が上がるにつれ比例して上がっていくのは体温ではなく、「メートル」である。

クラバート第二特異点はクラバート第一特異点よりはるかに大きな力がかかっている。多くの場合、第二特異点に達する前にネクタイが切れる、とクラバート伯爵らのグループは報告しているが、もちろんすべてがデタラメなのは言うまでもない。

 

繰り返しになるが、決してマネしないでくださいませ。死んじゃいますから。